GIVE & GIVE
早朝5時過ぎ。
「お父さんがベットから落ちちゃって足から血が出てるの」
緊急の電話。
すぐ行きますね!30分ほどで駆けつけます。
ベッドの横で倒れている本人さんに声をかけると、意識レベルは普段と変わらない。
まずは一安心。
右の下腿に皮膚の剥離があってそこから出血している。
ガーゼで止血しながら処置をする。
「いてぇな!何すんだ!」
まだ寝ぼけているのか、怪我した足で私を蹴とばそうとする。
蹴りを上手にかわしながら、処置を進める。
そのあと、立ち上がってトイレまで歩いていただくと、歩行も問題なさそう。
トイレが済むとスッキリしたのか、急にこちらに向かって
「ありがとうね」😊
と笑顔。
この笑顔に私は弱い(笑)
どんなに朝早くても、どんなに疲れていても、駆けつけて何かお役に立てたらそれでいい。
この仕事は楽ではない。
報われないことだって山ほどある。
それでも続けようと思えるのは、こんな風に
《あ、ちょっと私、役に立てたかも?》
なーんて思える瞬間があるからだと思う。
GIVE & TAKEは
もらったから返す。
あげたから、もらう。
でもそうではなくて、GIVE & GIVE
あげ続けるということではなく、してあげて自分が困らないなら、それでいい。
見返りを求めず、ただ自分ができることをし続けること。
ディズニーの講義で教わったこと。
今の私は、お陰様で元気だし、なんとかなっている。
だから、それでいい。
無事に処置をし終えて振り向いたら、縁側に猫が遊びに来ていた。
なんとも言えない幸せそうな顔を見て、こっちまで幸せな気分になりましたよ。
さぁて一旦帰宅して娘を学校に送り出したら、また出勤しますかね♪