口から食べること
在宅での生活を支える仕事に携わるようになって、「口から食べること」の大切さをいつも感じています。
美味しい、と感じながら食べる食事は本当に幸せなこと。
だからこそ、できる限りお口から召し上がっていただきたいと思います。
それでも食事の形態など、工夫が必要になることもしばしば。そんな方のために様々な食品会社さんが知恵を出し合い、昔に比べたらすごく豊富な種類の介護食を作ってくださっています。
ゆずり葉でも、試供品を頂いて試食会をしました。
本当に色々な形態があり、味の種類も豊富でびっくりしました。ほんの少量でカロリーがしっかり取れるタイプのものもあり、時代の進化に驚きです。
それでもいざ試食してみると、やはり何かが物足りない。
やっぱりどんなに工夫されていても、どうしても介護食になってしまうんですよね。
だからこそ、口から食べられることを維持することがどれほど大切か。
試供品を頂いた後、しばらく沈黙。
きっとみんな同じことを思ったことでしょう。
やっぱり普通の食事に勝るものはない。
そして無言で藤野さんが作ってきてくださった、のらぼうのおひたしを食べる私と根岸さん。
ごちそうさまでした。